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技術情報

含浸とは

目に見えない「孔」を埋める優れた含浸技術

して母材に薬剤などをませることです。

含浸とは多孔質体に特別な薬剤をしみこませて、新たに機能を付与することです。
当社では金属鋳物、粉末冶金、セラミック、樹脂などの多孔質部分をMIL-I-17563Cの認証取得した品質の高い含浸剤を浸透させて100%に近い封孔効果を上げます。

含浸とは1
含浸とは2
※通常弊社含浸剤は蛍光剤を含みません。

当社の含浸工程 ~MIL-STD-276 MethodB~

中央発明研究所はMIL-STD-276AのMethodB準拠の方法を推奨してます。

分析サポート(含浸工程の点検・含浸剤の検査について)

当社の新技術

積層コア用含浸剤開発

モーターで使用される積層コアの隙間に、接着力と絶縁性能の高い含浸剤を用いることで、1回の処理で大量かつ隙間全体に浸透させることが出来る含浸剤を新規開発しました。
今後、更にモーター需要が高くなることが予想され、より高効率モーターの開発が要求される中、当社は含浸技術でお手伝いします。

積層コア用含浸剤開発
新素材や機能に対応する含浸剤の開発

新素材や機能に対応する含浸剤の開発

3Dプリンターの登場により、あらゆる形状の試作が短期間で可能になりました。
特に粉末造形では、隙間が生じることがあり、封止や安全性を高めるために含浸が求められます。3Dプリンター特有の複雑な形状を持つ熱交換器や配管部品では、含浸の封止能力や耐久性の多様化、洗浄技術の複雑化が課題となります。
当社は、永年にわたる含浸技術を活かし、トータルサポートを提供します。

持続可能な社会に向けて新たな含浸剤の開発

持続可能な未来を築くために、カーボンニュートラルな含浸剤の開発に取り組みます。
バイオマス原料を活用し、環境に優しい製品を提供します。さらに、環境負荷物質を排除した製品開発にも注力し、地球環境への貢献を目指します。

持続可能な社会に向けて新たな含浸剤の開発

含浸の必要性

1.典型的な「巣」の状態

圧漏れを生じる典型的な「巣」(porosity)の状態です。このままでは液体や気体の圧力に耐えられず、高品質な製品を得るためには含浸処理が必要です。含浸を施さない場合、様々な不具合が生じる可能性があります。また、この状態でメッキや塗装を施すと、曇りや膨れ、剥離の原因となります。
含浸処理によって、製品の品質と耐久性を確保しましょう。

1.典型的な「巣」の状態

2.含浸で将来の危険を予防

2.含浸で将来の危険を予防

貫通までは至ってなく、途中まで巣がある状態です。この場合は耐圧テストで漏れを発見することは出来ません。しかし、母材の腐食や後加工により漏れが起こる可能性があります。この状態でメッキや塗装を施すと、曇りや膨れ、剥離の原因となります。含浸処理によって、将来的な製品の品質と耐久性を確保しましょう。

3.加工後に含浸を施す場合(独立孔)

部品内部に独立した巣がある状態です。この場合は耐圧テストで漏れは発見できない上に含浸処理しても内部に含浸剤が入りません。しかし機械加工後に巣が露出する場合がありますので、加工後に含浸を施し品質と耐久性を確保しましょう。

3.加工後に含浸を施す場合(独立孔)